建物(住宅)の外側に貼る仕上げ材 サイディングについて

家を探していると、ご覧になったことがあるのではないでしょうか?

この建物の外側に貼る仕上げ用の板材のことをサイディングといいます。

ひと昔前までは戸建住宅の外壁といえばモルタルや左官が主流の時代もありましたが、今では戸建住宅の外壁材の約70%がサイディングを使用しているそうです。

一口にサイディングといってもいくつか種類があるのです。

◇窯業(ようぎょう)系サイディング

日本で流通しているほとんどはこのサイディングと言われています。
窯業系サイディングはセメント質と繊維質を主な原料として板状に仕上げたものとなります。


ご覧になったことありませんか?

建売でよくつかわれていますね。

この窯業サイディングは、低コストでありながらデザインが豊富であり耐震性や耐火性にも優れた機能性をもちあわせているのが特徴です。

また、工場で一定の品質に生産されたボードを現地では組み立てるだけのため、効率よく作業が出来ます。

しかし、一生ものの壁という訳ではないので、定期的なメンテナンスが必要となります。

窯業系サイディングの元となる材料には吸水性があるので、防水性の機能を保たせる表面の塗装がとても重要なのです。表面の塗装が劣化してしまうと雨を吸収してしまう可能性もあります。
一般的には7~8年位の耐用年数と言われています。サイディングボードが反ってきたり、手で触ると白い粉(チョーキング)がつくなどしてきらた再塗装の時期です。
定期的なメンテナンスを心がけましょう。

◇金属系サイディング

別名ガルバリウム鋼板とも言います。

近年増えてきている気がします。
なにを隠そう私の自宅もこの金属系サイディングです。(笑)
金属系サイディングとは名前の通り金属板と遮断効果のある板を裏打ちしてできたサイディングの事です。

かっこいいですよね~
若い世帯に人気があります。

基材となる材料が金属なので、窯業系よりメンテナンスの期間は長もちします。また、金属は軽量で家への負担は軽いです。そして水を吸わないので、防水性が高く耐天候性に優れています。また、金属に樹脂断熱材をつけて作られているので外からの熱を建物内に侵入させないので冷暖房費の削減にもつながる優れた素材となります。

ただ、やや高価になることとキズが付きやすい点がデメリットです。

◇樹脂系サイディング

樹脂系サイディングとはプラスチックの一種で「塩化ビニル樹脂」を主原料に作られた薄い板状のサイディングです。

外壁をアップにするとよくわからないかもしれませんが…

施工例を見るとこんな北欧風の家に使われているようです。
実はこのサイディング、耐久性は凍害の強さなどから北米の方では50年以上前から広く普及しているサイディングです。日本では1%程しか扱われていないそうです。

凍害・塩害が多い寒冷地にお住まいの方や、シーリング(つなぎ目)のない外壁にしたい方におススメのサイディングです。
ただ、取り扱っている会社が少ない為、施工業者が限られているのがネックとなります。

◇木質系サイディング

お洒落な住宅のワンポイントに使われているところをよく目にします。


木質系サイディングは天然の木材を使用した板状の外壁材です。
無垢材など一枚板である場合もあれば集成材などもあり外壁のデザインや価格、使用する範囲に応じて使い分けることになります。
木質系だと耐火性に不安を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、木質系サイディングの中には防火認定を受けている商品もあるとの事です。
また、熱を吸収しにくく断熱性に優れていて温かみのある外壁に仕上がります。

木材なので水に弱く他の外壁材よりもメンテナンスの期間が短くなります。
そして、取り扱っている会社が少ないのもネックになっているところです。

4種類のサイディングについて、メリット・デメリットも含めご説明させていただきました。
お家のサイディングには、何を選んだらよいか?のご参考にしていただければ幸いです。

詳しい説明や迷われた時には是非ご相談ください。

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